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パルムドール受賞『万引き家族』レビューとネタバレ

こんにちわ、晴美です。

映画『万引き家族』を観て来ました。

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万引きで生計を立てる家族の人間ドラマ

作品名通り、父親の治(リリー・フランキー)と血のつながらない息子の祥太(城桧吏)がスーパーの商品を盗み、家族全員で初枝(樹木希林)の年金にタカって生計を立てる家族の物語。

クリーニング工場で服のポケットに入った忘れ物を盗む妻・信代(安藤サクラ)、セクシー風俗で働く妻の妹・亜紀(松岡茉優)、虐待と育児放棄の家庭から保護したリン(佐々木みゆ)・・・

大問題の設定ですが、6月8日からの公開、僅か1週間で100万人を動員達成したそうです。パルムドール賞受賞が効いてますね!

売られているものは誰のものでもない

わたしは長年コンビニで勤務し、現在はスーパーマーケットの従業員です。
冒頭の万引きシーン、途中に出てくる「売られているものは誰のものでもない」「店がつぶれなければいい」の会話には複雑な心境になりました。

現役の従業員が問題発言しますが、この際善悪の判断は関係ないです。生活や命がかかっていれば盗み万引きどうこう言っていられません。
映画でも観ている人に万引きの良し悪しを考えさせない構成とスピーディーさ、何より『家族の絆』に心が奪われます。

万引きが出来なくなってから海へ行く家族

治が派遣先の建設会社で怪我をして労災が下りず、信代がクリーニング店をリストラされ、家族の生活は更に困窮します。それでもリンに水着を買って皆で海へ出かけます。

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 騙し合ってても、ほんとの家族です。のちにリンを保護してたのがバレてしまい、元の虐待ネグレクト両親に返されてしまいます。家族の絆ってなんだろう、ほんとの親子ってなんだろう、幸せに生きることってなんだろう、と深く考えさせられました。

 

実際にあった出来事が含まれている

年金生活の親が亡くなってからも、死亡の事実を隠して家族や子どもが年金を貰っていた事件がありました。是枝監督はこの事件を映画の中に組み込んでいます。

親が亡くなっても、床下に埋めて年金を貰い続ける家族の胸中は。

この映画でも初枝が亡くなって、家族全員がそれを隠します。社会問題と家族の絆が非常に心を打ちます。

ラストは書かずにおしまいにします。

必死に生きるとは、家族とは、絆とは何か。おすすめの映画です。

万引き家族【映画小説化作品】

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