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余命わずかの義父に転院通告。義母の器の広さに感動。入院記録3

こんにちわ、晴美です。

義父の余命がわずかの為、ここ最近出来事を記録のため、記事にしています。
もしこれが親や近親者の余命が近い方や、見舞い看護・病院の話の参考になれば幸いです。

入院当初から転院を通告

入院は6月の最終週の平日

入院当初から「転院」を通告されていた。
「入院して3か月経つと出される」「余儀なくされる」と聞く。
が、3か月どころか1か月も経っていなかった。

転院話は入院当初から匂いプンプン、通告までに時間はかからなかった。
しかもここは、何年も外来でかかってた。

入院して僅か2日で

「身長や体重を測らせてください。転院先のカルテに使用しますので」と言われ驚く。

看護師や介護士は、居場所がなくなる不安もよそに、おむつや点滴を交換・食事の配膳・その他患者や家族の山の様な要望を機械的に物凄いスピードで片付けていく。

それから1週間も経たないうちに担当のSさんから夫に面談をしたいと連絡が入った。

家族の人たちを集めて話がしたいという。

転院前の面談

7月初旬

義母と義兄、わたしたち夫婦と職員でSさんの話を聞きに赴いた。

「こちらは治療をする人が入院する病院なので、お父様には転院していただきます」

さっそくSさんは切り出した。申し訳なさそうにあたりが柔らかそうな物言いをされるが、仰る内容はシビアだった。

ここは臨終する病院ではないから、最期を迎えるのはよそでやってください。
何年も外来で通院しても、治療で金を取れない患者は看てられません。
治療したくて待っている人が大勢いますので。

見込みがない義父は見放されたのだ。

続いてSさんは転院先リストを広げ、病院がいいか施設がいいかを聞いてきた。

「病院がいいです」

義母が間髪いれずに答え、介護やホスピスがついた病院に決めた。
幸い、義母の兄が最期を迎えた病院がリストに入っており、そちらの転院で話を進めた。

その場で転院希望先のパンフレットをもらい、ざっと料金形態も聞いた。
お金の話は早めに聞いて損はない。概算料金でも教えてくれたのはまともだった。
金額が不明で「転院してください」と言われても不安になる。
費用は介護で最も揉め事になりやすい。先に聞いて誰がどこまで出すのか出せるのか話し合うのが正解です。

転院先の面談

 7月半ば。

義母と、わたしたち夫婦で転院希望先へ。
地域密着型で介護病棟で長期入院も行っている傍ら、ホスピスもある。

転院すれば、ここが義父にとって、終(つい)の住処となるのか。正面玄関からは大病院特有の「冷たさ」はなく、それだけでホッとした。

受付の人に面談の予約をの旨を話すと、約束の時間ぴったりに担当のMさんが来られた。

前に抱えたバインダー越しに、妊婦さんだとわかった。

詳細に渡った面談内容

義母は「家族に書類渡すだけ。すぐに終わるわ」ふてくされ気味だったが、面談と院内見学で1時間以上かかった。それだけ家族の確認と書類の枚数が多かった。

実際話した内容を箇条書き
  • 義父の生い立ち
  • 義父の性格
  • 義父の趣味
  • 義父の仕事
  • 病棟の種類
  • 家族構成
  • 家族の第一連絡先から第三連絡先まで
  • この病院への交通手段と所要時間
  • 毎月の費用や支払い方法
  • 介護認定が認定まちの状態のため、認定される頃には状態が変わっているかもしれない。その際は、再認定依頼が必要となるがよいか
  • 看取り介護を行う分、人口呼吸器などの延命措置はしない同意書

深く入り込んだ内容。

わたしたち三人を相手にMさんは緊張気味だったが、次第に笑顔がみえた。
義父の話をする義母が終始嬉しそうだったからに思う。

50年以上一緒の連れ合いの話を、こんなに嬉しそうに話す人は初めて見た。
このときの義母は「おかあさん」ではなく、「ひとりの女性」だった。

しかし空き部屋待ち状態

双方の病院に話も書類も行ったもの、肝心のベットが空かない状態らしかった。

「書類手続きとベットの空きで、2週間ほど時間をみていただきたいのですが」と言われ、結構な落胆があった。

2週間の基準と根拠はわからない。もちろん書類でそんなにかかると思えないし、入院患者で2週間以内に出る予定があるのか、はて。
Mさんに言っても仕方ない。「連絡を待ってます」とMさんに頭をさげた。

義母の看護師さんへの心遣い

Mさんは病院の入り口まで見送ってくれた。

最後に義母が自分のお腹を軽くたたいてMさんに「お大事に!」とウインクした。
Mさんがまた笑顔になった。
この時期に産まれてくる命と若い女性をねぎらう義母の器の広さに、わたしはただただ、頭がさがる思いだった。

また書きますので、よろしくお願いいたします。

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